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吉田豪 著、『サブカル・スーパースター鬱伝』をだいたい読んだ。
(なので雑感。)

2012 09 03 サブカル鬱伝 2


という上記の私の感想ツイートを吉田豪さん自身が公式RTされててビックリと同時に嬉しかったものです。

本書は冒頭のリリーさんで既に達観しちゃってるんですよねぇ。
『鬱は大人のたしなみ』だなんて言われちゃったらもう、ねぇ。


こういう本に解決策を求めるのは違うんでしょうけど、『あの人も鬱なんだ』っていう同じ地獄にいる(いた)コトによる共有意識は持てるんじゃないでしょうか。(投げ気味に)

解決に関しては豪さんが本文中でよく仰ってた「運動しないこと」についてが問題なんじゃないか ってコトと。
あとは熱中できるものがあれば大丈夫っていう。(特にJさんによるものが非常~に分かりやすい。(笑))


なんていうか因果な商売…というか立ち位置が難解な仕事というか…。
マイナーだからこそそのテリトリーは保たれているのに、あまりに強い日が射してきてもツラいし。(リリーさんとか)
だからといって日が射してこないとカネは無いし。
売れても売れなくても困る。


オーケンさんの章がその斜陽っぷりが際立つのかな。
あいつもこいつも死んでた。みたいな。じゃあ、なんでおれ生きてんの? っていう。


読んでて一番重いのは菊池成孔さんの章。
「ははは。こんな世界もあるのか。」
と、鬱 っていう世界が自分とは乖離した別の世界だと思ってたのに、っていうね。
どこかで見たけどそういう、『鬱だなんて弱い人がなるものだ』みたいな蔑視してる人がなるケースもヤバい みたいなね。
自分の中にある可能性みたいなものに気にしすぎてもよくないし、全く無視もできないし。みたいな。

菊池さんの章でのその発症経緯がすごかった…。
治療法に関して、本文から察するに相当いいお医者さんにあたったんでしょうね。
カウンセリングなのか、コーチングなのか、(ヒプノ?)セラピーなのか。そういうのをきっと受けられたんでしょうかね。

(私自身がこのブログで過去や価値観の洗い出しをしてるのもあるので、ちょっと共感。)



あと、鬱の治療に薬を使うことについては否定的でそれは良かったかと。



っていうか、みうらじゅんさんに関しては あの人たぶん鬱じゃねぇーですよ。w
(※個人の感想です。)
そうやって飄々としつつも周りからの期待を察するんですから。

後半に話題に出てた糸井さんのことについてもだけど、どうしてこう『うまい』んでしょうかね。
身の振り方、っていうか。
このへんのことをbirdと再婚したこととか、樋口可南子をヨメに持つこととか、町山さんの発言に繋げてまとめてしまうのは横暴感が否めませんが。w



鬱の原因になる要因としてカネと女以外ではやはりプライベートの問題。
家族っていうか、年齢的に親の病気とかそういうのが。
(これも菊池さんの章が分かりやすくてツラい。)

先日読んだ、サイバラさんの本にも 鴨ちゃんさんが亡くなったときにはしばらく仕事できなかった ってありましたからね。


巻末は総括として香山リカさんとの対談。
某・掲示板とかではよく叩かれたりしてますけど、私、香山リカさんの懐の広さはすごいと思ってますよ。
異業種対談されたり、日経だかダイヤモンドだかのwebでコラム書かれてたりとか。
弱者の視点と視野を広げることによる救済に関してはフラットな位置づけで柔軟な対応を常に提示されてると思いますよ。

そこで指摘されてるように、今回の対談相手、香山リカさん以外すべて男性なので、もし次回があるなら全て女性でやってほしいですね。
で、巻末に男性の精神科医とかで。(笑)
(名越康文さんか、斉藤環さんあたりが適切かしら。)


解決法で、リリーさんが言っちゃってるのがもうそのもので、『たしなみ』っていう。
こんな世の中で狂わないほうがおかしいくらいな。ね。

私自身、誰かに言わせればもしかしたら鬱なのかもしれないけど…この世の掃き溜めみたいなところで働いてると過去エントリで比喩しましたけど、そこで色んな人見てると、
『明らかにコイツおかしいだろう』『この人 ちょっと大変そうだろうな』
っていう人、結構いらっしゃいますからね。(苦笑)

この世がおかしい だなんて厨二病的に言えないのかもしれないけど、色んな人、個人個人がところどころオカシイので、オカシくならないワケが無いんです。(どーん!)
だからもぅ、それ自体がどこか可笑しいことなんですよ。

と、冷静な私は言ってみましたよ。と。w

ただ、菊池さんのみたいになってしまうと、どうしても対策は取らないといけないと思いますけど。
(菊池さんのメインの症状はパニック障害だったからかもしれませんが。)


あと、即物的な解決(?)として、セックスを薦めるの多いですね。
北方謙三さんの「ソープへ行け!」とかさ。w



っていうかね、これ、オーケンさんの『サブカルで食う』と対極にいるような感じですね。
……あの本がサブカルで食ってくための本(一応)なのに、そのサブカルの最前線にいるような人たちの苦しみの本ですからね。
続けてれば才能が突出してきて いいことがあるのかもしれないけど、家族の問題やお金の問題のリアルなところから…もしくは世間と称されるようなところからの攻撃とか。
それに対して繊細な心を持つ(と評されてた)サブカル住人が如何に立ち向かうのか。と。

……っていったらもぉ、立ち向かわないのが対策だよね。
と、なんか思った。


『成功することのうしろめたさ』みたいなこと(香山リカさんがそう評してたんだったかな)は、私がこのブログで“幸せへの不安”とか書いたことに似てるんかなぁ。
もともと嫉妬をどこか原動力にしてマイナー畑にいるような人だから、羨望を向けられたり、羨望を向けられるような立場になることへの無意識の恐れがあるのかもしれないね。




ところで、ダ・ヴィンチweb版でのヒャダインさんの本書の感想も見たんですけど、

2012 09 03 サブカル鬱伝 1


[外部リンク] : 『【第9回】なりそうな予感ビシバシだから、『サブカル・スーパースター鬱伝』を読んでみた』(ダ・ヴィンチ電子ナビ)

クリエイターは自分の身を切り出すって本にあったけど、そうなっちゃってるし、田中公平さんとヒャダインさんの対談も読んだけど、ヒャダインさんまだそこまでの域にはいけないから(年齢的な達観を得るには、って意味で)、仕事として吐き出すことと、ネガティブなものを吐き出すことと同時にやってしまったほうがいいと思うんだけどなぁ。。。





私個人のことで言うと、スピリチュアルや、哲学や心理学やらに色々求めてみたりもしてたり。(オーケンさんがバッドトリップ入ったときに、ヲタ気質発揮したコトに似てるのかもしれませんけど)  けど聖人にはなれないし仏教的なことで言うと怒りもなかなか手放せない。俗世に縛られっぱなしなので、こうして毎日ちょいちょい書いてるんですけどね。
こう吐き出すことでね。勿論、ブログに書けないことは、プライベート日記のノートに書いたりね。

Jさんじゃないけど、楽しそうな環境を傍目で見て、私がその場に入れなくてぼっちしてたりとかすると、ホント死にたくなりますよね。
境遇や環境を他人と比べるともぉ 死にたい死にたい。(笑)(←たまに本気で笑えません。)
(このブログの拙稿カテゴリや、駄文カテゴリでも読んでてください。たまに重いから。)

たまに普通にしてるとなんだか悲しくなったりするけど、それでも私は元気です。
(『魔女の宅急便』じゃありませんから!w)

…雑感にしては長いよ。。。

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[2012/09/03 00:09] | 書籍・雑誌
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