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名越康文 著、 『40歳から若くなる! 名越式アンチエイジング』を読みました。

過去に刊行された、『オジサンって言うな!』を改題。加筆・修正されたものです。

少し前の吉田豪さんの本のエントリで、『40歳になったら鬱になる』論があったワケですけど、そこでの解決法のうち、“体を動かすこと”を解消するというか、“体を動かすことによって解消する”っていうのが大きいんじゃないでしょうか。

タイトルに『アンチエイジング』と含んでるのは、最近話題の南雲先生の本に倣ってるんでしょうか。

ただ、本文中の、たとえば脚について、名越さんは『太ももに力を入れる』(P.18)とありましたけど、意図が『血液を上部に上げるポンプの役割』(P.20)とありまして、これは南雲さんと同じ意図の理由なんですよね。ここで南雲さんは『貧乏ゆすり』を推奨してるんですけどね。
こういった意味では同じことを既に別の手法で名越さんは紹介されてたんですね。


以下、気になった・気に入った点について。

「日常生活に新鮮味を与える」っていうコトについて。(P.62)
人間は“慣れる”ものだ。とありましたけど。たしかに生活のリズムが決まってること自体は一つの健康法というか。知らず知らずに培って確立した価値観のようなものだけど、ただそれがずっと一定だとつまらないものですからね。ストレスをかけないための“習慣”がストレスになってしまってることがありますから。
ここでは“新しい道具”という意図的に異物を放り込むことを薦めてありましたね。


「不眠の原因は食べすぎ」(P.69)というコトについて。
「過食気味だとエネルギー過多になり、そのエネルギーを使い切ってないために眠りが浅くなる」と。へぇ。

たしか南雲さんの本では、食べたらすぐ寝る。とかあったような気がしますが、でも意図的にこれをしようとすると…っていうかそもそも南雲さんの夕飯少ないし……なんか体調悪くなるハズ。
結局、消費エネルギーに見合った食事を採るか、ってだけなんでしょうけどね。
(『食べたら眠くなる』について今なんとなくググってみたけど、イマイチよくわかりませんでしたね。脳へのエネルギーなのか、ホルモンなのか、副交感神経なのか。。。)

ただ、必要なエネルギーを与えて循環を促せば、自然と人間の生理的な現象に従った流れに乗る っていうコトじゃないでしょうか。


(P.79)……あぁ…。
『無』から作れるときもありますけど、大変ですからね。
『真似るは学ぶ』とはよく言ったものですよ。えぇ。(遠い目)w



動物にたとえてみると自分自身がよくわかる。(P.82)
これは面白いですね。動物のイメージを性格に当てはめる。っていうのは。
こういうのどうしても見た目で動物に当てはめがちになってしまうんですけどね。
そういった意味では動物のイメージから想像する性格、って結構掴みやすいのかもしれませんね。とすれば、昔あった『動物占い』って結構うまいこと出来てたんでしょうかね。(笑)


あだ名で人の心をつかむことができる。(P.90)
これは自分のために嬉しいです。だからなるべく親しい人には馴れ馴れしく呼びます。(笑)
私の今の職場でも、親しい人は私をあだ名で呼びます。それが嬉しいです。
なんつーの、肯定的な?愛情を持って? …そういうのが込められてるからなのか。あだ名は嬉しいですね。
その場での愛嬌を伴った“キャラになれる”っていうのもあったりで。

……ただ、ムカつく上司に変なあだ名つけたり っていうのもあるので、それはまぁ……、まぁねぇ。。。



(P.98)の電車について、
これ読むとグリーン車にちょっと憧れますね! これは1回は使ってみたい!
寝台特急のことも触れられてましたけど、別に私テツヲタじゃないんですけど、電車移動は好きなので。
寝台車とかは某・ローカル強制旅番組とかで見てると楽しそうなので乗ってみたいのと、景色見たい、ってのはありますね。


大きなものを見たら「スゲェー」と声を出して。(P.120)
これは内容自体はその大きな建物とかから俯瞰の目線になることを重要だと書かれてるんですけど、私は逆に自分のちっぽけさを感じてしまって尚更ダメになる場合もあるのでね……。

同じ意味で、『家族のルーツを辿る』(P.138)も、個人的にはダメですね。
自分の矮小さと比較してしまって、逆になんで自分はダメなんだ。。。って思ってしまうので。

ここで良かったと思ったのは、単に“「スゲェー!」と声を出すこと”自体について。
感嘆表現を抱え込まないことが重要だろうな、って思ったので。
常に抑圧された環境じゃないですか。仕事なんて。感情をオモテに出すべきでは無い。…ような。
だから感動したときはしっかり感動して、感情と表現を正しく繋ぐ、そこが大切なんじゃないか と勝手に思いました。


『記憶は言わば、過去を正当化するために 簡単に捏造される代物なのです。』(P.154)
主題とは異なる部分だったんだけど、これが記憶の都合の良さを表してるな。と。

過去の当ブログの拙稿カテゴリあたりで書いたかもしれないけど、マイナス要素すらも今の自分を肯定するための材料にしてしまってる。と書いたと思いますけど。
その記憶の “都合の良さ”“いいトコ取り”のいい加減さ。
だからこそ、意図的に過去の記憶に触れる・過去の記憶が呼び起こされるものに触れる…っていうのは、なにかしら再発見するなどの効果があるのかもしれませんね。




……という感じでした。気になったのは。
全体的にいつもの語り口とは違って読みやすかったですね。
(たいがいこういうものって、若い女性とかが読む傾向が多いと思いますけど、男性…ましてやオジサン世代は読みませんからね。自殺者数とカウンセリングなど対策機関を受ける男女比が異なりますから。)
オジサン向け?だからなのか、優しい文体の印象でした。


上に書いた『過去の記憶に触れる』っていうコトと、『悩みは頭の中で処理せず外に出して眺める』(P.100)っていうのは、本書にも記してありましたけど、認知療法の一つですからね。



で、
“文庫化にあたって”というあとがきがあったのですが、そのあとがきが良いですね。
“心”の移り変わりの激しさ。そのいーかげんさが。これが根っこであり、名越さんの近著に見られるものですよね。
心身相関って言いますからね。
心が固着化してることに気付いたら、とにかく体を動かす・違う環境に身を置く。っていう、これが大事ですよね。

40歳から若くなる!  名越式アンチエイジング (PHP文庫)40歳から若くなる! 名越式アンチエイジング (PHP文庫)
(2012/08/03)
名越 康文

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[2012/09/06 00:16] | 書籍・雑誌
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