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前田隆弘 著、『何歳まで生きますか?』を読みました。

気になるあのひとに死生観を聞いてきました。

30代から40代の、今、活躍するクリエイターたちはどのような死生観を持っているのか?
「何歳まで生きますか?」と、問うことで見えてくる生き方、作家性、人生観。

「死にたくない、って言いづらい世の中になってますよね」久保ミツロウ
「死は全く無意味で、スイッチがパチっと切られるようなもの」東浩紀
「他人って結局、取り替え可能だと思うんです」pha

気鋭のライターがアーティスト、作家、漫画家達の死生観に迫ります。

インタビューイー
二階堂和美・向井秀徳・雨宮まみ・pha・石井光太・真鍋昌平・入江悠・久保ミツロウ・東浩紀・金子平民・渋谷慶一郎


2013 01 03 何歳まで生きますか?


ウェブサイト『モダンファート』にて連載されたものに追加取材ぶんを加えての刊行。というコトで。


このブログでも過去エントリでちょろっと取り上げたことはありましたけど、追加インタビューイーのラインナップにミツロウ先生やあずまん(東浩紀)さんがいらっしゃるので購入。

30台から40台の方が大半で今を生きる人、っていうのがほかの死生観の書籍と異なるところなのですが、やはり個人的には以前にも書いた、雨宮まみさんやphaさんの言葉に共感は一番しやすいですね。
phaさんからさらに鈍化させた方向が金子平民さんかな っていう読んでての印象でした。

まえがきにも記してあり、帯にもあるのですが、
『なんだか「<人生のモデルコース>から外れることを異常に恐れて生きている」みたいな世の中の空気はたしかにある。』
っていうのが一つのポイントで。
それが『逃げればいい』っていうコトになるんですけどね。象徴的な言葉として金子平民さんの回にあった、
「生きていることは愛なんかよりずっと素敵なことだった」
っていう、その言葉に尽きてしまうんですよね。

ただ、読んでて思うのは、どうしても大半の人が…っていうか当然なんだけど、最前線で活動してらっしゃる方ばかりなので、『あなたにはそうして必要とされてるものがあるのだからいいじゃないか』という嫉妬まじりの感情も当然沸いて来てしまうんですよ。

雨宮まみさんのところにあった、
「世の中の役に立たないなら 主体的に楽しむしかない」
っていう言葉はそれはもう。って思う一方で、
ウシジマくん作者である真鍋先生は、
『コミュニケーション能力よりも その人が力をつけること』
とあって。
だから結局役に立たないなら意味が無いとも帰結できてしまうんですけどね。そら 各個人の価値観同士なんだから全てが合致するものでも無いんだけどね。

あぁ、うん、だから私基本一人でいるコトのほうが多いんだけどね。他人にどうせ何の利ももたらさないなら、一人でひっそりと何かしら勝手にやってるほうが気が楽 っていうのがあるのでね。

phaさんが言う
「他人って結局、取替え可能だと思うんです」
っていうのも共感で。…前も書いてるけど。
“都合の補完”でしかない って私は思ってるのでね。だから主体性を持って楽しむなり逃げるなりが重要なんでしょうけどね。

都合云々っていうのも、あずまんが言ってたラッキーっていうのもあって、娘さんが自分好みのいいコだっていうことや、健康に生まれてきた ってこと。
…じゃあ、もしそうじゃなかったら不運だった っていう話なんでしょうかね。と。


どうしてもね、『何歳まで生きますか?』っていう、ただ生きることを問うているんじゃあ無くてですね、向井秀徳さんじゃないけど、『健康年齢』についてが重要だと思うんですよ。
現在の活動がこの先年齢を重ねていっても出来るかどうか っていうコトがね。

よくミツロウ先生がツイッターで書かれてるのが、「私には漫画描くことしか無い」みたいなことを書かれてるんですけど、じゃあ腕切断くらったらどうなん?ともね。
ほかのインタビューイーさん同様に、今 生業としているベースの仕事をするということが物理的に困難になったらどうなん? っていう。
利益を生み出せなければ、利益を生み出す身体機能が維持できなくなったら 不全になったらどうなるんだろう?と。 
真鍋先生が言うような、強くなるための手段を失われてしまったら向こうからコミュニケーションとして寄ってくるような人もいなくなるワケで?
人間性が破綻していても、それがビジネスとして貢献できている事象があるから社会に関わることが出来る。コミットできる、コミュニケーション取ることができる っていうならね。

で、
こういうときに乙武さんのインタビューでもあれば良いなー って思うんだけど、あの人は先天的な障害だけど、非常に…異常に心の強い人で。(笑)
それこそ作家、スポーツ記者、学校の先生やバンドのボーカルとかやってるワケで、そのバイタリティというか活動の源泉みたいなもの、そういうのが如何に沸いてくるかと。
自分自身でその地脈を如何にして掘り当てるのか。

強くなるしかない っていうのは、その力で。
環境や運や先天的なスキルの是非を天秤にかけてしまったら、もはや適うハズなど到底無いもので。

減点方式で結局自分の生き方自体も閉口したものへなってしまいがちなものから、減点したことによってソリッドになった自分というものを如何に加点加えて肯定していくか っていう、その力が欲しいものだな と。
…そんなコトを思いました。
(なんか当初予定していた感想を書こうと思ってた内容とは違った方向に転がったな この文面…w)

……うん、でもそうか、あとがきにもあったと思うけど、『死』についてのインタビュー集だけど、翻って『生』について語られてる内容となった ってあったから結局そういうコトなんでしょうかね。


ところでミツロウ先生の「不老不死願望」はびっくりしたな。w
「気持ちを伝えても世界は変わらない」っていうところはすっごく共感するからこそ、生きたくないんですけどね。私。w
ま、でも自分で書いた上の言葉を使えば、その変わらない世界なんて放っておいて、そこと関わらないところに逃げて生きる っていうんもアリなのかもしれませんけどね。








同じ文脈で書きますけど、私がここんとこネガティブ発言してたり、「死にたい」「死にたい」言ってたり、Googleで『自殺 方法』って検索したりしてるのは、『言っても無駄』っていう世界にいつまでも抗ってたり、鬱積した感情や、“秘めていた切なる想い”みたいのを表出してもどうせ伝わらない っていうこれまでの実績…(苦笑)…体験があるから『人生失敗癖』というか『生きるの不遇癖』みたいのが滲み染みきってるワケですよ。
だから本書で学ぶとするならば、
そんな世界なんぞ こっちから願い下げだクソが!
として、逃げてみるのが最善なのかな。と思いました。

そんで安全圏から……それこそ雨宮まみさんや、ミツロウ先生みたいに、順風満帆な青春を謳歌してる人にあまり怒られない程度に嫉妬や毒を吐くことを生きる原動力にしてみるのもアリかもね。とも。……ね。(苦笑)
(度を過ぎたり集団の中に紛れたりして身を隠す毒はちょっと解せないとも思ったりするものなので。w)

何歳まで生きますか?何歳まで生きますか?
(2012/12/21)
前田隆弘

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[2013/01/03 00:18] | 書籍・雑誌
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