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青山 景 著、『よいこの黙示録(1) (イブニングKC) (1巻)』を読みました。


なにより うまい と思いましたね。
前作、『ストロボライト』のレビューの中に「1歩引いた目線で」とありましたけど、今作もそうなのでしょう。…と言うより、この手のものは1歩引いてないと偏りますからね。


“神”と、“宗教”・“信者”という存在は別物で、『(勝手な)信者が神を“教祖”にしている』 という構図。それを伊勢崎が みごとにつくろうとしている。

誰かの纏う、神的な能力を(当人は無自覚?)、なにかの意図によって祭り上げようと ね。


今回のこれが面白いところは、神が教祖になって宗教を興すんじゃなくて、信者が宗教を興そうとしているところ。
そして信者…今作の場合、伊勢崎は神(森さん)の能力によって魅せられて信仰し・信者に 成 り 下 が ろ う としているワケではなく。クラスの統治機能がほしくて(←?)宗教をつくりたいとしているように見える。つまり神は森さんだけど、教祖は伊勢崎本人のような。煽動している時点でそうだと思いますけど。信者のフリをしていつつ ね。

ま それでも、伊勢崎が宗教を興したい理由がわからないんですけどね。
これが大人とかの考えになると、カネもうけ って話になるんでしょうけど。

湯島先生に関しては割と『中庸』ではあると思うけど(まぁ、フツーの教師にありがちな『問題おきたら困る』系な考えだと思いますけど)、そして そこそこ頭もいいと思いますけど(正義感を以って理論でねじふせたりしないし、体育会系でもないので)、ただ天然ドジっ子。(笑)
この立ち位置も面白い。 おそらく先生は今後も『問題が起きないよう見守り』続けつつも、加担したり傍観したりするのでしょうか。
でも 先生…単行本最後の7時間目で朝チュンとか………w これ、レズ展開が絡むんですかねぇ……。


次の巻では正義感の強い五十嵐くんがどうなるかですね。『正義感が強い』子が信者になることによって、布教が進むのか。…という分かり易い展開になるとも思えないんですが。


タイトルの『よいこの黙示録』。“黙示録”に“預言書”的な意味があるとか、“黙示”が“隠されていたものが明らかになる”という意味とか、現時点での伊勢崎の行動を考えてもこの作品の終末はまだ予測がつきませんが、

宗教という観点が弱い日本だからこそ、この作品が、このクラスが辿る道を眺めてみたいですね。(毎号連載じゃないので、長い目で、ですが。)


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著者:青山 景
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FC2blog テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

[2011/03/25 04:56] | 漫画・アニメ
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